ご神饌

ご神饌

大祭の前日に年寄が神饌殿にて「コウショウノモノ」と云われる御神饌の準備をします。

コウショウノモノとは「ナス、柿,ザクロ、栗、里芋の5種」と鱧の干物。この五品を小さく切って串に刺し、ナスを半分にしたものを台としてこの五品を立て、それを五つ並べて三宝に載せ一つの御神饌となります、これを五つ作ります。この竹串は昔はハナデン(天狗役)が青竹を割って作っていました。

そして干した鱧を250切れに切り、10個を藁で一纏めにしたもの五束をひとつの三宝に載せ、同じく五つの御神饌が出来上がります。

御神饌が出来上がると、頭人と年寄が等間隔を空けて立ち、息がかからぬようヤマモモの葉をくわえてひとつ又ひとつと向かい合いながら2礼2拍手をもって受け取り、リレーの要領で御神饌をお供えします、最後に神前に供えるのは年頭の頭人の役目です。

これを「御膳上げ」神事と言います。この他に、酒、米、餅、ひき甘酒が供えられます。

 

 

 

 

大祭の前日、早朝より年寄が神饌殿にてお供えする鱧の干物・及びコウショウノモノを準備します

コウショウノモノと呼ばれる御神饌

息がかからぬようヤマモモの葉をくわえて、向かい合いながら受け渡します