百々手(ももて)祭り

百々手(ももて)祭り

百々手祭

百々手祭というのは、香川県の中でも西讃岐を中心に弓を射る行事として行われています。弓矢 をもって的を射、すべての悪魔・五穀豊穣・豊漁・国家鎮護を神に祈願する行事として古くから行われていました。今では主に厄落とし、厄払い、無病息災、家内安全といった目的で弓を射ます。

古くは旧暦二月の酉の日に行われていましたが、今は新暦二月の第二日曜日に行われています。

 

 

 

 

 

流鏑馬や御歩射などと同じ弓行事の名称で、計二百本の矢を射ますが、二本を一手とみなすことから「百々手」の名がついたとされています。また、使われている「百」の漢字には、「たくさん」という意味も込められています。(瀬戸内海歴史民俗資料館・田井静明さんのお話から)

 

 

 

ここでは厄年や長寿祈願の人の名前を書いた扇子を的に東西12人のお射手が弓を射て、射抜いたお射手はその人からのお酒や謝礼袋を手にします。祈願した人は自分の扇子と共に護摩札を戴き自宅の神棚に供えます。

百々手の発生年代については明らかでないが、古い記録としては「西讃府誌」風俗篇に載っている戦国の初め、明応元年(1492)に書かれた大浜浦百々手祭についての定書がある。 その形態については、村々により独特の風習を伝えていたが、現在忘れ去られたり簡略化さ れているものが多く、わずかに詫間町生里の百々手祭がよくその古風を伝えています。(出典:香川県図書館協会発行の讃岐ものしり事典)