注連石由来 宮司 原 正圀
この注連石は詫間町の鴨の越の入江にあり漁船の通行の邪魔となり大変困っていた、それを聞いた河田安右衛門氏、神社の氏子年寄は相談して塩田忠左衛門氏と石匠木下熊吉に協力を依頼した。秋晴れの大潮の日、多くの樽を用意し氏子総出の奉仕で宮浜まで運び神前に建立した。先人の努力と知恵を 賞讃する。
後日、鴨の越の人々が見事なこと伊勢の二見が浦以上と感無量。
搬入 明治二十七年旧八月一五日 責任者 木下 熊吉
建立 明治四十三年旧八月二十二日 責任者 木下 久吉
撰者 仁尾町文化財保護協会長 河田七五三一・年寄一同
注連石